膝を捻ってしまった:膝前十字靭帯損傷

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膝前十字靭帯損傷(ひざぜんじゅうじじんたいそんしょう)

ACL1 ACL2

サッカーやラグビー、バスケなどのコンタクトスポーツにおいて相手チームの選手との接触により膝をひねったり、バレーボールでのジャンプの着地失敗や、バスケ での急な方向転換などで膝に過度の負担がかかった時に生じます。

スキーの転倒などでも多い膝の「ケガ」です。受傷後痛みが生じ、しだいに膝が腫れてきます。

膝には4本の大きな靭帯があり関節を支持しています。

前十字靭帯は膝の関節の中央にある靭帯です(上の写真の赤丸)。この靭帯が外力により切れてしまうと関節の中に血がたまり、膝が腫れたような状態になります。

治療内容は靭帯の状態により大きく異なります。
X線写真やMRI検査などで骨や靭帯の状態を把握した後、治療の計画が立てられます。完全に靭帯が断裂している場合は手術をして、靭帯を再建する必要があります。

手術と聞くとちょっと怖い感じもしますが、前十字靭帯の手術の場合、膝の中に小さな管状のカメラを入れて(鏡視下手術といいます)靭帯の再建を行います。

そのため、皮膚の傷口も小さく、また手術による膝への負担を最小限にとどめることができます。
早期の発見、治療が大変重要になってきますので、膝を捻挫してしまったら早めに札幌スポーツクリニックを受診して下さい。

 

提携施設 自由診療クリニック ゴールデンゲートクリニック