ごあいさつ Greetings
地域に愛されるクリニックを目指し、
当院の理事長より患者の皆様へ
札幌スポーツクリニックはスポーツ外傷・障害を専門に扱う病院としてスタートしました。当初は整形外科主体でしたが、今では膠原病(免疫、アレルギー)内科・消化器内科、心療内科が加わり、さらに分子細胞生物学的視点から治療するゴールデンゲートクリニックを併設するに至りました。
整形外科分野の特徴はスポーツ活動で頻発する関節靭帯の損傷を札幌医大解剖学教室の協力を得て研究を進める大坪英則副院長が担当し、バイオメカニクス理論に基づいた正確な靭帯再建を行なっております。ランニングや登山などで発生する関節の変性に対しては、ドイツSports Clinic Germany(Deutsch Hannover Lobenhoffer指導)にて留学研修した秋田大学整形外科齊藤英知先生の指導のもとAround Knee Osteotomy(膝周囲骨切り術)を研究し、身体に悪影響を及ぼす金属等の異物を残さない手術を展開しております。
心療内科部門は札幌医大出身で東京大学心療内科に学んだ井出雅弘先生が担当し、幅広い世代の「心」の問題を扱っております。井出先生は私の学生時代に空手道部の先輩で、団体戦の先方を務められ上段突きが得意技で、勝利するか相手が血を流し反則負けするかのいずれかであったと思います。気は荒いと察しますが普段は穏やかで優しい先生です。
ゴールデンゲートクリニックは身体や気持ちの不調をもたらす栄養素の補充、自律神経の正常な働きを阻害する物質の除去、さらに遺伝子チェック等の新しい観点から先進技術を取り入れた医療を山村美雪先生が担当しております。麻酔科は北大出身の久保田信彦医師と菅野正寛医師の札南コンビが仲良く連携し、合併症を持つ患者の全身管理や手術後疼痛の緩和に全力で取り組んでおります。
医療法人「石史山会」は私が多大なるご指導を受けた恩師札幌医大名誉教授石井清一先生と東京大学の御出身で、その後は大阪大学で活躍され、靭帯再建では今や世界的権威となられました行岡病院スポーツセンター長史野根生先生から承諾をいただき、私の名前の一字を加えて命名した法人名であります。この名に恥じない医療を継続することが私の希望であります。
もう一つ当院の特徴とするところは医師以外の専門スタッフの活動です。6名(プラス2名の助勤)の放射線技師は皆若者でありますが、探究心とエネルギーが豊富で、問診時に独自の診断に基づきX線、CT、MRI(3基)、超音波エコー等を駆使して正確かつ的確な画像を提供し、また新しい撮像方法を研究開発して診療技術の向上に寄与しております。30名の理学療法士(皆スポーツ好き、且つスポーツ経験者)は有効な運動療法、疼痛緩和施術をはじめ新しい理論を積極的に取り入れた治療を展開いたします。また北海道の様々なスポーツ活動を支援し、安全、予防につながるボランティア活動に参加しています。スタッフ一丸となって皆様の健康活動に協力支援するクリニックとして発展させていきたいと思います。
- 札幌スポーツクリニック
- 山村 俊昭